「森林浴でこころとカラダを整えよう! 〜五感をつかって杜さんぽ〜」を開催しました 
投稿日:2025/12/03
このイベントは終了しました。
11月13日(木)に森林セラピスト® 及川 結 氏を講師にお迎えして、「森林浴でこころとカラダを整えよう! 〜五感をつかって杜さんぽ〜」と題したサロン講座を開催しました。
慢性的なストレス社会とも言える現代、医学や心理学の分野でもその効果が実証されている「森林浴」というセルフケアの方法が再び注目され、世界的にも研究が盛んに行われています。
今回の講座では、「森林浴」がどのようなものなのか実際に体験して、その効果について専門家から教えていただきました。
森林浴では、特に深い森に入る必要はなくて、むしろ身近な公園の森など見通しの良いなだらかな場所がおすすめということです。そこで今回は、東北大学川内キャンパスから青葉山公園までの短いコースを使って体験してみました。
【まずは準備体操! そして深呼吸】
激しい運動ではありませんが、体をほぐしケガを予防しましょう!
そして2分間の深呼吸。呼吸を整えリラックスする準備です。
吸う息と吐く息を1:2で行う呼吸法を教えていただきました。

11月の森林浴は、紅葉した木々や落葉、木の実を楽しむことが出来ます。
空も高く空気も澄み、冬に向かう森は静けさを取り戻しています。
【五感を使って森を感じる】
五感とは、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚のことで、これらの感覚を意識的に使って森林浴を行うことで、より大きなリラックス効果が期待できます。

視覚:景色や木々の色(特に緑色)は心を落ち着かせてくれます。風に揺れる木漏れ日のきらめきには、1/fゆらぎ効果を感じることができます。1/fゆらぎとは、fは周波数を表していて、規則性と不規則性がうまく混ざり合った自然や人工の音や光や動きのことを指します。例えば電車に揺られて自然と眠くなるような、そんなリラックス効果が得られます。

嗅覚:森の空気に含まれる植物由来のアロマ成分である「フィトンチッド」(モノテルペン類など)を直接吸い込んだり、葉の香りを嗅いでみましょう。香りが脳を活性化させ、気分を落ち着かせてくれます。最近の研究では、土壌中の微生物が腸内環境を改善してくれるという報告もあるということでした。

カツラの落ち葉は、カラメルのような香ばしい甘い香りがしました。

聴覚:鳥や虫の鳴き声、葉擦れの音、風の音、せせらぎや滝の水音、雨音なども1/fのゆらぎ効果によるリラックス効果を高めてくれます。また「ハイパーソニック・サウンド」といって、人間が聞き取れない領域の20kHz以上の超高周波音も自然界には存在していて、森林浴によって身体が感じ取りストレスの緩和など心身に良い効果がもたらされるということです。

触覚:木肌や葉に直接触れてみる。また足で落ち葉や草を踏む感触を感じてみる。風の感触を感じてみる。水や雪、氷の冷たい感触に触れてみる。
それらは心地よい刺激となります。

味覚:木の実や葉を味覚として感じとる
秋の青葉山では、クヌギやコナラ、カシなどのどんぐり類、クリ、トチの実、イチョウの実(ぎんなん)、スズカケノキ(プラタナス)の実などたくさんの果実が見られます。堅果なのでその場では食べられませんが、秋ならではの楽しみの一つです。
【芝生に寝ころぶ!】
青葉山公園内に建つ「萩ホール」の前の芝生をお借りして、大胆に寝ころんでみました。
地面と空の間に直接身体を横たえる機会は、日常ではほとんど無くなってしまっています。短い時間でしたが、参加者の皆さんにとってもリラックスした時間になったようです。

【講義】
講座の最後に、大学の会議室を借りて、本日のまとめとして「森林浴」効果のエビデンスや森林浴の仕方について、講師から簡単な講義を受けました。
これから季節は冬に向かいますが、意外に冬場の雪の中での森林浴も可能だそうです。むしろ冷たく張り詰めた静穏な空気の中で、雪化粧をした木々の姿を見ながら深呼吸し、雪を踏みしめて歩いてみることでも、また違う景色が広がりリラックス効果が期待出来るということでした。また、屋内でも入浴やハーブティー、アロマ蒸気などを利用して、リラックスしながら血行を良くする工夫をしてみ
るのもいいかもしれません。暖炉(暖房)のある部屋で、クリスマスツリー(モミ、トウヒなど常緑針葉樹の生木)を飾ると、「フィトンチッド」が部屋の空気中に漂い、屋外で森林浴をするのと同じ効果が得られるということです。

森林浴は普段の散歩や登山と少し違い、力を抜いてゆったりと自然の中で呼吸するイメージです。それによって、ストレスを解消し 自律神経を整え 免疫力を高めるという効果があります。
ストレスや不調を自然環境の中で癒す森林浴のような健康療法は、今後ますます重要視されていくと考えられます。日常の時間軸から自分を切り離して、自然の中に身を置く時間が必要とされるようになるのではないかと思います。今回の講座では、そんな自分の心と体をセルフケアするために有効な一つの方法として「森林浴」を教えていただきました。日光浴や入浴と同様の位置づけで、自然界の多くの情報を五感で感じ取りながら、森林浴によって心身をほぐし整えてみたいと思いました。
講師の及川 結さん、講座にご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
慢性的なストレス社会とも言える現代、医学や心理学の分野でもその効果が実証されている「森林浴」というセルフケアの方法が再び注目され、世界的にも研究が盛んに行われています。
今回の講座では、「森林浴」がどのようなものなのか実際に体験して、その効果について専門家から教えていただきました。
森林浴では、特に深い森に入る必要はなくて、むしろ身近な公園の森など見通しの良いなだらかな場所がおすすめということです。そこで今回は、東北大学川内キャンパスから青葉山公園までの短いコースを使って体験してみました。
【まずは準備体操! そして深呼吸】
激しい運動ではありませんが、体をほぐしケガを予防しましょう!
そして2分間の深呼吸。呼吸を整えリラックスする準備です。
吸う息と吐く息を1:2で行う呼吸法を教えていただきました。

11月の森林浴は、紅葉した木々や落葉、木の実を楽しむことが出来ます。
空も高く空気も澄み、冬に向かう森は静けさを取り戻しています。
【五感を使って森を感じる】
五感とは、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚のことで、これらの感覚を意識的に使って森林浴を行うことで、より大きなリラックス効果が期待できます。

視覚:景色や木々の色(特に緑色)は心を落ち着かせてくれます。風に揺れる木漏れ日のきらめきには、1/fゆらぎ効果を感じることができます。1/fゆらぎとは、fは周波数を表していて、規則性と不規則性がうまく混ざり合った自然や人工の音や光や動きのことを指します。例えば電車に揺られて自然と眠くなるような、そんなリラックス効果が得られます。

嗅覚:森の空気に含まれる植物由来のアロマ成分である「フィトンチッド」(モノテルペン類など)を直接吸い込んだり、葉の香りを嗅いでみましょう。香りが脳を活性化させ、気分を落ち着かせてくれます。最近の研究では、土壌中の微生物が腸内環境を改善してくれるという報告もあるということでした。

カツラの落ち葉は、カラメルのような香ばしい甘い香りがしました。

聴覚:鳥や虫の鳴き声、葉擦れの音、風の音、せせらぎや滝の水音、雨音なども1/fのゆらぎ効果によるリラックス効果を高めてくれます。また「ハイパーソニック・サウンド」といって、人間が聞き取れない領域の20kHz以上の超高周波音も自然界には存在していて、森林浴によって身体が感じ取りストレスの緩和など心身に良い効果がもたらされるということです。

触覚:木肌や葉に直接触れてみる。また足で落ち葉や草を踏む感触を感じてみる。風の感触を感じてみる。水や雪、氷の冷たい感触に触れてみる。
それらは心地よい刺激となります。

味覚:木の実や葉を味覚として感じとる
秋の青葉山では、クヌギやコナラ、カシなどのどんぐり類、クリ、トチの実、イチョウの実(ぎんなん)、スズカケノキ(プラタナス)の実などたくさんの果実が見られます。堅果なのでその場では食べられませんが、秋ならではの楽しみの一つです。
【芝生に寝ころぶ!】
青葉山公園内に建つ「萩ホール」の前の芝生をお借りして、大胆に寝ころんでみました。
地面と空の間に直接身体を横たえる機会は、日常ではほとんど無くなってしまっています。短い時間でしたが、参加者の皆さんにとってもリラックスした時間になったようです。

【講義】
講座の最後に、大学の会議室を借りて、本日のまとめとして「森林浴」効果のエビデンスや森林浴の仕方について、講師から簡単な講義を受けました。
これから季節は冬に向かいますが、意外に冬場の雪の中での森林浴も可能だそうです。むしろ冷たく張り詰めた静穏な空気の中で、雪化粧をした木々の姿を見ながら深呼吸し、雪を踏みしめて歩いてみることでも、また違う景色が広がりリラックス効果が期待出来るということでした。また、屋内でも入浴やハーブティー、アロマ蒸気などを利用して、リラックスしながら血行を良くする工夫をしてみ
るのもいいかもしれません。暖炉(暖房)のある部屋で、クリスマスツリー(モミ、トウヒなど常緑針葉樹の生木)を飾ると、「フィトンチッド」が部屋の空気中に漂い、屋外で森林浴をするのと同じ効果が得られるということです。

森林浴は普段の散歩や登山と少し違い、力を抜いてゆったりと自然の中で呼吸するイメージです。それによって、ストレスを解消し 自律神経を整え 免疫力を高めるという効果があります。
ストレスや不調を自然環境の中で癒す森林浴のような健康療法は、今後ますます重要視されていくと考えられます。日常の時間軸から自分を切り離して、自然の中に身を置く時間が必要とされるようになるのではないかと思います。今回の講座では、そんな自分の心と体をセルフケアするために有効な一つの方法として「森林浴」を教えていただきました。日光浴や入浴と同様の位置づけで、自然界の多くの情報を五感で感じ取りながら、森林浴によって心身をほぐし整えてみたいと思いました。
講師の及川 結さん、講座にご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
こちらもご覧ください。
たまきさんサロン サロン講座
たまきさんサロン
‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
せんだい環境学習館たまきさんサロン
平 日 10:00〜20:30
土日祝 10:00〜17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)休日の翌日・年末年始
*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
たまきさんサロン サロン講座
たまきさんサロン
‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
せんだい環境学習館たまきさんサロン
平 日 10:00〜20:30
土日祝 10:00〜17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)休日の翌日・年末年始
*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*




