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生きものこぼれ話 「12月の生きもの」
投稿日:2023年12月21日(木)
名取川の河川敷を散歩していると、「フィ、フィ、ピィポ」という澄んだ鳴き声が聞こえてきました。近くの草むらを覗くと、ピンク色のきれいな小鳥が草の実をついばんでいます。冬を越すためにやってきた、ベニマシコです。
オスは鮮やかなピンク色ですが、メスは草むらに溶け込むような目立たない色をしています。
このように、オスとメスで姿形が大きく異なる鳥はよく見られます。なぜ、オスは鮮やかな色をしているのでしょうか?
この問いに対する確かな答えはわかっていません。ある学説によると、「メスがより鮮やかなオスを選ぶから」だといいます。
本来、鮮やかな色の鳥ほど目立って天敵に狙われやすくなるので、逃げるのが速い、隠れるのが得意など、生き残る力が求められます。つまり、鮮やかな色は強さの証明といえます。ベニマシコのオスも、強さをアピールするために、鮮やかな色を持つようになったのかもしれませんね。
春になると、恋の準備のために、全身が真っ赤になったオスを見ることができます。気になる方はぜひ探してみてはいかがでしょうか。
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