サロン講座
「仙台のとれたてを食べよう!体と心にやさしい地産地消と旬の野菜のお話」を開催しました。
投稿日:2023年12月06日(水)
たまきさんサロンスタッフです。
11月22日(水)に野菜ソムリエ上級プロ 斉藤 緑里さんをお迎えし、「仙台のとれたてを食べよう!体と心にやさしい地産地消と旬の野菜のお話」を開催しました。
11月は「とれたて仙台 地産地消月間」となっており、その一環として仙台市農政企画課と共催で講座を開催しました。
まず始めに仙台市農政企画課農食ビジネス推進室 横田室長より、仙台市の地産地消についての情報発信事業「とれたて仙台」について紹介がありました。
仙台市では、より多くの市民の皆様に仙台の農産物や生産者に興味を持っていただけるよう、仙台産農産物の魅力をPRする事業「とれたて仙台」を実施しています。ウェブサイトやInstagramで生産者インタビュー、レシピ、直売イベントや取り扱い飲食店などの情報を発信していることなどが紹介されました。
続いて、斉藤さんより「地産地消」についてお話がありました。
仙台市は消費地と生産地との距離が近く、都心部でも新鮮な仙台産の農産物を楽しむことができます。誰がどうやって作っているか想像ができたり、作り手の顔が見えたりするということは、食への安心感にもつながります。仙台市でも勾当台公園をはじめ様々な場所で産直市などが開催されており、そのような場所で生産者と話をすることにより、食材への向き合い方が変わってくるかもしれません。
また特に今年は記録的な猛暑であり、野菜が高騰する時期もありました。ニュースでは値段ばかりがクローズアップされますが、野菜は種蒔き〜成長〜収穫と天候に左右されながらも農家の方々が苦労を重ねた上で市場に出回っていることにも想像力をはたらかせなければなりません。私たちが当たり前に口にしている農産物は気候変動や世界情勢に左右されるのです。
次に、野菜の理想的な食べ方についてお話がありました。
緑黄色野菜、淡色野菜、きのこ類、いも類をカラフルにバランスよく、緑黄色野菜:淡色野菜は1:2の割合で1日350g摂ることを目標にしたいとのことでした。また特定の野菜や果物、特定の成分ばかりに偏らないことも大切とのこと。
斉藤さんは「季節ごとの旬の野菜を心と身体で感じながらいただいている」そうです。
それは具体的にどのようなことなのでしょうか。
薬膳で使われている「陰陽五行相関図」を元に教えていただきました。
四季(春、夏、秋、冬)に土用(季節と季節の間)を加えた五つの季節それぞれを、五行の原理に沿った色(青、赤、白、黒、黄)と性質(木、火、金、水、土)、さらに体の臓器(肝、心、肺、腎、脾を重ね合わせると、季節に合った食材が見えてきます。
例えば講座を開催した季節・秋はどうでしょうか。
五行相関図では「白」、秋に旬を迎える白い野菜には、粘膜を乾燥から守り、肺(呼吸器)をいたわり、潤す働きを持つものが多く、旬の野菜を摂ることが理にかなっています。
例えば白くて辛い大根や葱。粘り気のある里芋や蓮根、自然薯。体内の水分を保つ梨、林檎。これらが、乾燥した空気や細菌などから私たちの体を守るために、この時季に積極的に摂っていきたい野菜・果物です。
またこれらの野菜や果物はすべて仙台近郊でも生産されているので、鮮度が高くよりいっそうおいしいものが手に入ります。
ここで、斉藤さん手作りの「里芋のプリン」を試食しました。
里芋のプリン?!と皆様驚きの様子でしたが、里芋の風味が豊かでほんのり甘い、素敵なスイーツに仕上がっていました。
また、冬におすすめの食材であるきくらげの紹介や、白菜を使ったレシピの紹介をしていただきました。
最後に、参加者の皆様からも野菜に関する質問が数多く出され、仙台産野菜をおいしくいただくためのアドバイスをいただきました。
私たちが「地産地消」を心がけることは自分自身が新鮮な野菜を安心しておいしく食べられるだけでなく、地元経済の活性化や環境保全にもつながっていくということも学びました。
斉藤さん、そして講座にご参加くださいました皆様、ありがとうございました。
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