サロン講座
「夏休みエナジーカフェ 親子でベランダ発電を体験してみよう!」を開催しました。
投稿日:2024年08月31日(土)
たまきさんサロンスタッフです。
8月24日(土)に、宮城県地球温暖化防止活動推進員 早川 昌子さんを講師にお迎えし、サロン講座「夏休みエナジーカフェ 親子でベランダ発電を体験してみよう!」を開催しました。
早川さんは普段、親子向けの太陽光発電システムのDIY講座や大人向けの節電講座の講師を務め、市民の皆様に広く、電気の基本的な知識と自分達でできる電気の備えについて、啓蒙・啓発活動を行っています。自身も自宅ベランダで太陽光発電を行い、発電の仕組みを知り、節電のために日々試行錯誤しています。
早川さんが電気について興味を持ったきっかけは、東日本大震災でした。停電、原発事故を目の当たりにし、また昨今の気候変動も踏まえ、自分達で今からできることはなんだろう、電気の使い方についてもっと主体的になれるのではないか、と考えたことが出発点です。
電気の基本について交流と直流、乾電池や太陽光発電の仕組み、さらに私達が日常使用している電化製品の具体的な電力と電力量についても学びました。
発電所で作られたできたてほやほやの電気をすぐに使っている電灯や電子レンジなどの電化製品は、災害や落雷などで停電となると一気に使えなくなります。そのような場合は家でも発電できると助かりますね。
その一つとして、二酸化炭素を出さない自然のエネルギー、太陽光発電の活用という方法があります。
ただし発電量には限界があります。
暮らしの中で使う電化製品の電力を知り、状況に応じて優先順位を考えて電化製品を使うことが節電にもつながります。
さらに電気が蓄えられると、いざという時に役立ちます。
太陽光で蓄電できる蓄電池などを取り入れる家庭も増えているそうです。停電時にどの電化製品を優先的に使いたいのかを考え、必要な最大出力について考えることなど、蓄電池購入の際のポイントも学びました。
電気の仕組みについて学んだ後は、太陽光発電キットを組み立て、屋外で発電体験です。
自分の体で日陰を作ったり、パネルをいろいろな角度に傾けて、USB扇風機の回り方の違いを確認しました。
この日は晴天でしたので、24cm×33cm程度の大きさの太陽光パネルで20V程度の電力をつくることができ、その電力をコンバータで5Vに降圧することで、USB扇風機を回すことができました。
発電体験の後は、身の回りで起こっている温暖化の影響や温室効果ガスについて学びました。
現在から2100年までの地球の温度変化の動画にはみなさん、衝撃を受けていました。
与えられたエネルギー、限られたエネルギーを取捨選択して自分達で考えて主体的に使う。SDGsの17の目標のうち、「7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」を考えてみましょう。世界では約7億人の人が未だ電気を使えません。世界中の人々が平等に恒常的に電気が使えるよう、私達ひとりひとりが主体的に考え使用することが小さな一歩であり、それが大きな歩みにつながります。
今回の講座では、小規模ながらも二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーである太陽光から電気を作る体験をし、地球温暖化防止とエネルギーの有効利用のために、私達でも無理なく取り組める方法があることを学びました。
講師の早川さん、ご参加いただいた皆様、本日はありがとうございました。
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