「フードドライブ」ならぬ、「文具ドライブ」って、知っていますか?

「文具ドライブ」とは、みなさんのお家で眠っている、使っていない文具を集めて児童館などの子どもの居場所に寄付する活動です。(詳細)


令和4年度に行われた「仙台若者SDGsアワード(協働部門)」をきっかけに、「若者に生きる力を」をテーマに宮城県で活動をしている学生団体のponoさんと宮城の地元企業オフィスベンダーさんが出会い、この取り組みが実現しました。


回収場所:仙台AER4階「オフィスベンダー文具の杜」売り場内
回収期間:〜2023年6月30日
 

「モッタイナイ」を活用したいという気持ちから、それが子供たちの役にも立つのでは?と文具ドライブのアイデアが生まれたとか。


しかし、新品のものだけではなく使用済の文具も受け付けているので、中にはもう文具としては使えないようなものも・・・それらの活用方法に悩んだ末、何度も話し合いを重ねて思い付いたのが、「七夕飾りへのリメイク」だそうです。

アイデア出しに行き詰まってしまったときにも、オフィスベンダーさんに話してみることで、新しい視点で物事を見ることができた、とponoさん。

消しゴムやノートなど、使用済みの文具で出来た七夕飾り、どんなふうに完成するのか楽しみですね。


ペンや消しゴムなどに限らず、筆箱などの大きなものまで、文具は予想以上に集まっているとのこと。たくさん集まった文具の中に、子どものころに使っていたような文具が入っているのを見かけたときは懐かしい気持ちになる、とオフィスベンダーの富樫さん。
 

今回の取り組みについては、オフィスベンダーさんとしてもponoさんとしても、企業×学生のコラボは初めてだったとのことで、お互いに「学び」や「刺激」があったとか。
 


「実現が難しいような夢や未完成のアイデアをたくさんぶつけても、こうやったらできるんじゃない?と大人たちが導いてくれたことや、計画性を持って企画を進めていくこと自体が学びになった」とponoさん。

一方、オフィスベンダーさんも「大人になると、発想すること自体が難しくなっていいく。大人だけで何か今回のような企画をやってみようと思っても難しかったと思う。学生さんと協力しあえたからこそ、この文具ドライブを実現できた」とのこと。


これから、文房具をリメイクした七夕飾りの試作を具体的に進めていくようです。ponoさんは、「おばけみたいな見た目にならないように頑張ります!」と笑顔でお話してくれました。社会や環境、地元を想う学生さんと、地元企業のコラボレーション。今後の活動にも期待大です!

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