夏、家の中でエアコンに次いで2番目に多くの電気代を払っているのが冷蔵庫。
実は中身を整理することで冷気の循環がよくなり、電気代の節約になると知っていましたか?
とはいえ冷蔵庫の整理ってなにから始めればいいんだろう・・・

ということで、住宅収納・冷蔵庫収納スペシャリストの冨野真美子さんにお話を伺ってきました!





■収納ケースで仕切りすぎない!　
「整理=収納グッズ」と思う方は多いですが、実は冷蔵庫の中身を整理するとき、収納グッズやケースで隙間なく仕切ることはあまりオススメしないとか。

大前提として、冷蔵庫の中は見栄えを整える必要はなく、使いやすく整理したり、食べ物の無駄をなくすことが一番大切。
食材は大きさがさまざまですし、仕切りを作りすぎると臨機応変に収納できなくなってしまいます。

「冷蔵庫専用」のものを購入いただいてもOKですが、すでに家にあるものでも簡単にすぐできる冨野さんオススメの冷蔵庫収納をご紹介します!



■書類ケース
え?冷蔵庫に書類ケース?と思いますが、海苔や、出汁、粉ものなどは透明の書類ケースに入れて上段に収納するのがオススメです!





■小さなコップや小瓶
棚の奥に眠っている空き瓶や使っていないコップは冷蔵庫の中で活躍させてあげましょう!

　　

マヨネーズやお好み焼きソースなど、下向きに収納したいものは小さなコップに立てるようにすると綺麗に収まります!
これで冷蔵庫の中で起きる「プチなだれ」のイライラから解放されます。

※ちなみに、ケチャップは分離して透明の液が口に溜まるので、上向きに保存するのが正解です!


■ブックエンド
冷凍庫内は、雑多に物を入れがちですが、ブックエンドで本棚のように収納するだけで見やすくなります。
ブックエンドは箱型の収納ケースと違って自由に仕切ることができるので、どんな大きさの食材やケースにも対応できますね。





■ブックエンド　その2
金属製のブックエンドには磁石を付けることができるので、小物の収納にも役立ちます!冨野さんのご自宅では、使いかけのお出汁や、わさびチューブ、小袋調味料などの細かいものを磁石でブックエンドにつけていました。

写真を見るとドアポケットのデッドスペースをうまく活用できているのが分かります。

　　



■ダブルクリップ×磁石
ダブルクリップに磁石をつけてトレーなどに置くことによって、期限が見えにくいお豆腐や納豆などの食材に角度をつけて収納することができます。

ちょっとした工夫ですが、奥のほうに置いていても期限が見やすいですし、取り出しやすくなります。

　　　




■花瓶やコップ
「野菜は畑で育つときと同じ状態で野菜室に」というのは何となく聞いたことがある方が多いかもしれません。
しかし、ゴボウや長ネギを縦に保存するのはなかなか難しい・・・

そんなときには花瓶や使っていないコップなどを野菜室に置いてみましょう。お花のようにサクっと立てるだけで、庫内が整理されます。野菜室に入らない場合はドアポケットがおすすめです。



「お家にあるもので家事ラク」な冷蔵庫収納、いかがだったでしょうか?今お家にあるものを活用して、夏本番を迎える前に冷蔵庫内をすっきり整理してみましょう♪

節電効果を期待できるだけでなく、食品ロスの削減にもつながりますよ!


次回は、迷いがちな「お野菜収納」についてご紹介します。


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≪取材協力・出典≫
住宅収納・冷蔵庫収納スペシャリスト　冨野真美子さん

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