「新聞紙で涼しい空間(クールエアドーム)を作ろう!2023」を開催しました。
投稿日:2023/08/18
たまきさんサロンスタッフです。
8月5日(土)に宮城教育大学教授の菅原正則先生を講師にお迎えして、 「新聞紙で涼しい空間(クールエアドーム)を作ろう!2023」と題したサロン講座を開催しました。
まず、先生から「涼しくなるには、どうすればいいでしょう?」という質問がされました。
風鈴、ハッカオイル、幽霊の絵なども確かに涼しい「気分」にはなるかも知れません。でも今日は、「気分」ではなく本当の涼しさを感じられる実験をしてみます。
それが今回の講座のタイトルにもなっている「新聞紙で涼しい空間を作ろう!」です。
では早速、印字されていないまっさらな新聞紙を使ってクールエアドーム作り開始です!
制作の様子は、最後に写真でまとめてあります。
1時間位かけて2基のドームが完成しました!
クールエアドームが立体的に出来上がると、参加者の皆さんからは拍手と歓声が上がりました。
では早速、実験をしてみましょう!
ひとつのドームだけ、霧吹きで全体を濡らします。
サーモグラフィを使って、温度を測ってみます。
人の体から放射される熱の温度は、30℃以上。顔や腕の部分が赤く見えるのは、多くの熱が放射されていることを示しています。
乾いたドームに比べて、水で濡らしたドームのほうが温度が3℃ほど低くなります。
今回の実験は、「蒸発冷却」の効果を確かめるものです。
濡らした新聞紙のドームから水分が蒸発する時、気化熱を奪うのでドームが冷えます。その結果、身体から赤外線によって放射される「放射熱」がドームにたくさん吸収されて、涼しく感じられるわけです。
植物の蒸散作用で涼しくなる緑のカーテンと、原理は同じものです。
ただし、どのくらい涼しく感じられるかは、その時の気温や湿度によって変わります。
新聞紙が破れないように気をつけて中に入ってみましょう!
実際に二つのドームに入りくらべてみると、子どもたちからは「濡らした方が涼しい!」と即答が返って来ました。
今回の講座では、新聞紙で「クールエアドーム」を手作りしながら、暑い夏を涼しく過ごす工夫について楽しく学びました。
菅原先生、学生スタッフの皆さん、そしてご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
【制作の様子】
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