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「新聞紙で涼しい空間(クールエアドーム)を作ろう!2024」を開催しました。

投稿日:2024/08/02

たまきさんサロンスタッフです。
7月21日(日)に、宮城教育大学教授 菅原正則先生を講師にお迎えし、サロン講座「新聞紙で涼しい空間(クールエアドーム)を作ろう!2024」を開催しました。


まずは、菅原先生からひとりひとりに折り紙でできた紙風船が配られ、みんなで息を吹きかけ膨らませてみました。今日作るクールエアドームの仕組みが分かるヒントかな?


続いて「涼しくなるにはどうすればいいかな?」というクイズタイム。
生活の中のいろいろな場面で涼しさを得る方法を考えてみました。
「外にいるときはどうしたらいいかな?」のクイズを選んだお友達は「日傘をさす!」と答えてくれました。大正解!
「がまんせずにつかいましょう」の答えは「エアコン」。
年々暑さが厳しくなり、命を守るためにも頼らざるを得ないのが現状ですね…。こちらもすぐにお友達が答えてくれました。



次に、涼しい「気分」になることができることは何か?のクイズ。
みんなでいろいろな涼しい「気分」になる方法を考えました。
「おばけ!」 怖くてちょっと背筋がゾッとしますね。
「風鈴!」 ゆらぎのある高音が涼しく感じます。
「おやじギャグ!」 確かに相当寒くなりますね…。

菅原先生がハッカ水を室内に噴霧し、香りで涼しい気分になる体験もしました。



涼しくなる方法はいろいろありますが、今日はみんなで力を合わせ「クールエアドーム」を作り、涼しい空間を体験します。
制作の前に、クールエアドームが涼しい理由についての説明を受けました。
クールエアドーム全体を霧吹きで湿らせると、水分が蒸発します。この時、液体が気体になろうとして一緒に熱を奪っていくので、ドーム内の温度が下がります。ドームの中にいる人の体温に比べ、ドーム内の温度は低く、ドーム内の温度と人の体温が同じ温度になろうとして、人から熱を奪ってくれます。
このように、液体が気体になる際、液体の周囲から奪われる熱「気化熱」と、人から熱が奪われる「放射熱」のはたらきでクールエアドームは涼しく感じられるのです。


では早速作業開始です!

まずは、文字が印刷されていない新聞紙を順にテープで貼り合わせます。



ビニールの部品も作りました。これは窓になるのかな?


貼り合わせた新聞紙を折り紙のように三角に折ったり、さらにテープでつなげていきます。


最後に入口を作り、親子で手際よく1時間ほどで2つのドームができあがりました。


ついにドームを膨らませます!
送風機で風を送ると、あっという間に膨らみました。


一方のドームを霧吹きで湿らせます。

サーモグラフィーで温度の変化を見てみましょう。

なにもしていない乾いたドームの温度はおおよそ33℃、湿らせたドームはおおよそ29℃と、4℃ほどの温度差がありました。

ではいよいよみんなでドームの中に入って涼しさを体験してみましょう!



「中は意外と広くて涼しいよ!」と寝転んでくつろぐお友達もいました。
お父さんお母さんも入ってみました。
みなさん湿らせたドームの方が涼しく感じたようです。

親子での制作作業を通して、暑い夏を自然の力で涼しく過ごす工夫について楽しく学びました。

暑い中、参加してくださった皆様、そして優しく丁寧にご指導くださいました菅原先生と学生の皆様、ありがとうございました。


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